2008年07月26日

編集者という存在



昨日はずいぶん前から約束していた
女4人の楽しい宴があり、
はじめて芦屋の「あーぼん」に突入。

いやあ、噂にたがわず、マジで美味しすぎました。
特に最初に出された上品な春巻きスクエアとフォアグラに萌え~
最後にご挨拶に来てくださった
ご主人を見て激しく納得。

美味しい幸せを運んでくださる笑顔に溢れてはりました。

しかし、わたしの心には一抹の翳りが・・・。
ああーん。こんな楽しい宴なのによー、
2次会のすってきな芦屋のバーでモヒートを一杯飲んで、
おいらひとり先に、
涙ながら最終バスに乗って山の家に帰りました。


というのも、原稿締め切りに遅れていて、
昨日中になんとしても書かなければ!という崖っぷち状態。

これがもう、なんというか、久々に真面目に書く原稿なので(えっ)、
肩に鉄板入りまくって、力みまくりの文章しか書けず、
読み返すたびに、我ながら寒気さえ覚えました~。

うーんと唸っていたら、
大好きな編集者であり優れた書き手である
青山ゆみこさん

が苦しむおいらを救済するメールを何度もくださり、
そこには決して「がんばってください」なんて文字はなく、
「私的な原稿やし大変やと思います。でもふわっと書いていただいて
大丈夫です。読む方もふわっと読む媒体ですもんね」


その心遣いとアドバイスが憎らしいほどピンポイントで、
彼女が本当にデキる編集者であることに改めて感動。

そんな感じで一気に鉄板がぬけ、
なんとかふーふーいいながら書いた原稿を
昨日の真夜中に送ったら、朝いちばんにおほめのメールを頂いた。

以前、いろんな作家にインタビューしたことがあったけど、
森搖子さんが編集者について語ったことばがすごく印象的だった。

「編集者と作家の関係は、一心同体、運命共同体みたいなものです。
原稿をいちばん最初に読んでくれるのも編集者なわけで、
だからわたしはただ彼らにほめてもらえる文章を書こうとがんばれる」


というようなことをおっしゃっていた。

もちろんわたしは森先生のような著名な人間でもなく、
また書く文章も彼女とは比較にならないほどヘボだけど、
そのスタンスは同じです。

今回の原稿も、青山さんにまず褒めてもらおう。
そんな気分で書きました。

しかし、デキる編集者というのは、
書き手をいままで登ったこともなかったチョモランマにまで
挑戦させてくれるし(あくまでも挑戦だけですけどね)

どこまでもいい気にさせてくれるし、
そこからまた自分でも思ってもいなかった
鉱脈を見つけることだってある(かもしんない)


もう、しばらくきちんとした原稿を書くのはやめたい(えっ)
いや、書けない
と思っていたけれど、

ま、その要因は運命共同体で、突っ走る気の合う編集者が
周りにいなかったということもありますが、
(青山さんも別の仕事で忙しく、おいらなどもはや相手にもしてくれないしさ)

でも久々に彼女と一緒に仕事して、
久々に褒めてもらって、
なんだか、
またちゃんと取材して、ええ原稿書こうと思った次第です。


いやあ、日々ぐーたらしているナマケモノ松澤を
こんな風に思わせてくれる編集者、
青山さんこそ、凄すぎる人ですわー。

PS
なんでハワイの写真なん?
いや、8月末からハワイ行き決定。
それまでは仕事仕事仕事なんでありますっ。  

Posted by マダム松澤 at 12:08Comments(8)TrackBack(0)仕事

2008年02月10日

お茶問題




先日仕事の打ち合わせで、出版社とともに、某社に伺いました。
新しい編集物が出るとのことで、そのオリエンテーションが主な目的。

出席したのは、出版社社長と営業部長、わたくし、そして制作担当者の4名。

挨拶を交わすといきなり、クライアント担当者から
今回の編集物に対する、企画意図というものがとうとうと語られはじめました。

一方的に「わが社は・・」○○ではじまる、
格式ばった話。

これはコンペ(競合)なので、とりあえず
プレゼンする前に我らの会社の話をようく聞いておけよということらしかったのですが、

これが、まあ、まったく退屈というか、おもろないというか、
意味不明というか、おいら寝そうになりました。

隣りの出版社社長からも、
おもんないぞー。なんじゃこれという波動が伝わってきてます(笑)

担当者は1時間ほど延々と喋って
「ではご質問は?」

ときたので、すかさず出版社社長が切り出しました。

「で、いったい誰に向けて、どういうものを、どういう目的で作りたいんですか?」

担当者「モグモグモグ・・・・」

ちなみに、プレゼンにかかる費用はすべて出版社持ち。
そのクライアントはビタ一文出すつもりはないそうです。
それで選ばれなかったらすいません、というスタンスです。

それでももちろんかまいません。
そういうことはこの業界よくあることですから。

でもかなりのページ数なので、
プレゼン用のラフを制作するために、
デザイナーにもカメラマンにもライターにも
それなりのギャラを出版社が支払わねばなりません。

だから万一プレゼンが通らなければ完全に出版社のアカです。

にもかかわらず、
1時間以上の打ち合わせで、お茶の一杯も出なかったってどういうこと?

もちろん、大企業でも最近はいちいち打ち合わせだからって、
お茶なんか出ません。

でもそれはいいんです。お仕事もらっていってるわけだから。

でもこの状況で、お茶いっぱい出さないのは、
おいら、信じられなーいと思いました。

お茶一杯にその会社の気持ちって現れると思いません?
こりゃ、ここと仕事はじめたら、先が思いやられるわーと思いました。

で、打ち合わせが終わって、
担当者と別れたとたん、みなに
ちょっと、この仕事おりよか?」・・・・と言って、

おまえは甘い」とドヤされたわたくしです(汗)
  

Posted by マダム松澤 at 12:52Comments(4)TrackBack(0)仕事

2007年06月17日

ロンとデヴィッド




今回で、LAロケも3回目。
一回目からフォトグラファーも、ロケーションコーディネーターも
スタイリストも、ヘアメイクさんも同じメンバーなので、
いまではすっかり気心が知れた仲間という感じです。

写真はフォトグラファーのデヴィッド(左)と現地のコーディネートなど
撮影にまつわるあれこれを取り仕切ってくれているプロダクションの社長ロンです。

NYと違って、フォトグラファーも半パンツでかなりカジュアルです。
でもデヴィッドは広告カメラマンの第一人者であるハーブ・リッツのファーストアシスタントとして
長く働いたキャリアを持つ、ロスでも人気のカメラマン。
光りの捉え方がとっても上手です。

ロンちゃんは、元モデルであり俳優。映画やTVドラマにも出演したことがあります。
いまは映画やスチール撮影を主に、脚本も手がけるといういわばハリウッドセレブ。

でもぜんぜん気取ってなくて、とにかく大阪的のりのおもろい人です。

日本にも何度か来たことがあるそうですが、
先日東京に来たときは、東京駅で大好物の「鳩サブレ」を買って、
その場で袋をあけて、むしゃぶりついていたとか。

なんか笑えます。

ちなみに夕食は黒澤監督ゆかりの黒豚しゃぶしゃぶのお店へ行ったそうよ。
やっぱり彼も多くのハリウッドセレブと同様にクロサワ好みなんですよね~。

写真はLAで最も有名といっていい場所、「HOLLYWOOD」と書かれた山のてっぺんで
撮ったものです。
このときは3人とも一応笑顔を見せておりますが、これは写真用。
ちょっとしたトラブルがあって、現場は戦々恐々で、
クルー全員が厳しい局面を迎えておりました。

ま、なんとか無事撮影は終了しましたが、
海外ロケではほんと思ってもいないことがいろいろ起こるもの。
でもおいらはほんとすぐにテンパるので、
何が起きても悠然とかまえ、クールに対処できる人になりたいっ。

そんなことも、いまはいい思い出ですけどね。

今回もどうぞ何事も起こらずに無事撮影が終了しますように・・・。  

Posted by マダム松澤 at 22:31Comments(1)TrackBack(0)仕事

2007年04月18日

発狂寸前



今週末からのLA出張にむけて、
本日マストな仕事が、山積。
その長さ万里の頂上のごとく、高さはチョモランマよっ。

用事の電話、打ち合わせの電話などをしているうちに、
耳鳴りもしてきて、
気分は最悪。
こういうときはハワイでの休日を思い浮かべ、
この前滞在したフアラライの、
温室のあるバスにでも入ってる様子を
妄想します。

うーん。やっぱり絵に描いた餅ではあかんわー。
癒されません。


これじゃ、いかん!
まだまだしなきゃいけないこと、アパラチヤ山脈のごとく。

そうだ!とおいらは立ち上がり、
ブライトニングローションを手に取った。
そしてコットンにたっぷりとローションをふくませて、
ソファにねっころがり、
まぶたの上にそっとのせました。

本来はこういう使い方はNGなのかもしれません。
目に入ってしまったりしたら、危険ですものね。
でもそこは、しっかりと目を閉じて、
ついでに頬やおでこにもコットンをのせて、
即席ローションパック。


ああ、いい気持ち。
なんていい香り。

ブライトニングローションの香りって、
こんなにも贅沢で、素敵なバラの香りだったのね。

ささくれだっていたおいらの心も次第にほぐされていきました。

ブライトニングローションの力を再発見した日でありました。  

Posted by マダム松澤 at 16:28Comments(7)TrackBack(0)仕事

2007年03月03日

愛すべき人



今回のカリフォルニアロケでお世話になったスタッフはみんな最高でした。
中でも強烈なキャラとキュートさでみなの目を釘付けにしたのは
ヘアメイクのマーティン。

プライベートの外出時にはエレガントなレディになって
お出かけすることもある(!)という彼(いや彼女というべきか)

今回のロケは朝4時おきでとってもハードでしたが、
マーティンの存在でスタッフ一同大爆笑につぐ大爆笑でお腹が痛かった。

彼のメイクはナチュラルでいながらインパクトを感じさせる高等テク。
メイクのあと、モデルのまつげがあまりにもきれいで長くなっていたので、
「もしかして付けまつげ?」
と聞くと
「うふっ、これが秘訣よ!このマスカラさえあればオトコたちが
ほっておかないわよっ」
と見せてくれたのが
RIMMELというブランドのEndless.

「値段もチープなので、超おすすめ!」
とのことです。

「日本の女性たちはお洒落よね~。
いつか日本に行きたいわ~。
おすしが食べたいわ~」
と言ってたマーティン。

帰りのバスの中ですっかり疲れきり、寝てしまったわたしに
そっと自分のコートをかけてくれていたマーティン。

男らしくて、女らしい、愛すべき人、マーティン!
大好きよ!  

Posted by マダム松澤 at 11:47Comments(2)TrackBack(0)仕事

2007年01月11日

モデルオーディション



前回のミラノロケでは25人ほどのモデルのオーディションをしました。この中から選ぶのは一人だけ。 時間にして2時間ちょっと。
6つぐらいのエージェンシーから送り込まれてきたモデルたちは国籍も年齢もさまざま。
今回多かったのは、チェコやスロバキヤ、ブラジル、ロシア・・といったところ。アメリカは全滅。
本国イタリア出身も数えるほどです。

すっぴんの子もいれば、フルメイクにドレスアップした子、ものすごーく露出度の高い服にマイクロミニというセクシー路線でやってくる子・・とほんとそれぞれ。愛嬌のある子、無口な子、やる気のある子、ない子・・・とさまざま。

しかし、恥ずかしい話ですが、
いまだにわたしはどのモデルが優れたモデルなのか?ほんま、わからんのです。

「この子ノーブルで、エレガントでぜったい今回の洋服に合いそう」と思っても、カメラマンやディレクターが気に入るモデルはたいていが、わたしがノーマークだった子。


でも彼らが選んだモデルは、現場でヘアメイクをして、洋服を身に着ければ、
あっという間に素晴らしいモデルに変身。
さらに驚くべきは、写真になったとき、彼女たちの魅力は炸裂します。
とてもオーディションのときにはそこまで変身するとは思わなかったー。
カメラマンもディレクターもその眼はさすがですね~。

それにしても、彼女たちモデルの私服はかなりダサイです。
(おいらも人のことは言えませんが・・・)
よく日本のVOGUEやELLEなどの特集で
「お手本にしたい!コレクション会場で見かけたモデルたちの私服スナップ」
みたいに、ファッションセンスのあるモデルはほとんどいません。
ブランドもののバッグを持ってる子なんかも数えるほど。

よくもこんな安物くさいセーター(ぜったいポリエステル)を着てきたな・・とか、この合皮のスカート、何年前よ・・・とか、冬だというのに、薄っぺらのペンペラペンのTシャツにボロダウンジャケットとか、とにかく「えーっ」と思わずのけぞるセンスの持ち主が多いんです。

おいらなら・・・と考える。
あんな美貌と小さな顔と長い手足を持ってしたら、
世界中に自分に似合わない服なんて、ねーんじゃねーの?!って
次から次へとブランドの服を買い捲るだろう。
カード破産は時間の問題かっ。

なにせ、おいらはPRADAやジル・サンダーの服が大好きなのに、
試着するとまるで水道工事のおばはんか、
給食のおばはんみたいになるんだよー。

なのになのに、
モデルたちよ、もったいないじゃないのよ~
その肉体、美貌を生かさないなんて~。

・・・・しかし良く考えたら、彼女たちってあまりに容姿に恵まれすぎているから、
着飾る必要ないんだよね。
そのまんま、でオッケー。

ポリエステルのださいセーター着てようが、
ねずみ色のダウン着てようが、美しいものは美しい。
輝きはかえってますばかり。

くーっ


上記写真はミラノのカメラマンのスタジオに
やってきたモデルのひとり。コンポジットを
渡すときの笑顔はかなり営業用。  

Posted by マダム松澤 at 10:41Comments(2)TrackBack(0)仕事