2008年06月10日

アラン・デュカス来る!PartⅡ



アラン・デュカス来日記者会見の続き~でございます。
ちょっと今回は長いよ~。

デュカスって、パリではじめてお会いしたときも思いましたが、
その洗練具合、タダモノじゃありません。
さながら、ハリウッドスターのような風貌です。

そういえば、少し前、NYのフィフスアヴェニューでも
デュカス氏を見かけましたが、
それは、もうお声もかけれぬほどのマッハ級の速度で歩いておられ、
これまたウォールストリートの
敏腕エグゼクティブのようにも見うけられましたっけ。


思慮深い眼差し。
その深い目がじーっとこちらと見つめると、
何もかも見透かされそうで、
どこか哲学者のようでもあります。

ところが!笑顔になれば、
一瞬にしてやんちゃでキュートで
見る者の心を鷲づかみ~。
卒倒級のチャーミングさ発揮されます。


いや、そんな話はともかく。
デュカス氏といえば、33歳の若さで
1990年、モナコのオテル・ド・パリのメインダイニング、「ル・ルイ・ケーンズ」を
わずか33ヶ月でミシュラン3ツ星に変えた天才シェフ。

これ、ホテルレストランでのはじめての快挙で、
以来「モナコのもう一人のプリンス」「皇帝デュカス」などと賞賛され、
料理界において、
デュカスゼネレーション・・という言葉も生み出したほどの
巨匠です。

いまではパリ、モナコ、ロンドン、NY,東京と5つの最高級フレンチを展開。
ロンドンのドーチェスターホテル内にオープンしたレストラン、すっごいいいらしいです。
NYはエセックスホテル店を閉めて、
一世を風靡したあのレストラン「レスピナス」があった、
セントレジスに移転されたようです。


東京には、シャネルとのコラボで生まれた「ベージュ・アラン・デュカス東京」、
「ブノワ」もありますわよ~。


その他、世界各国20以上のレストランと4つのオーベルジュを展開していて、
2005年のミシュランガイドのランキングでは、
49歳にして、9つ星獲得!

現在、アラン・デュカスグループでは、
トータル12の星を持つ、まさに世界一大きな王冠を持つ男です。

しかし、本人は、星にあまり興味がないような発言などもあり、
それが、むっちゃカッコいいわ。

星よりも愛情を注いでいるのが、
食材とそれを作る生産者との交流。

それはわたしが彼をインタビューしたときの
料理哲学とずっと変わりなく、デュカスの血の中に流れているものなんですね~。

フランス南西部のカステルサラザンという田舎に生まれ、
両親は、フォアグラを主に生産する農家の家に育ったという、
バックボーンも、大きく影響しているはずです。

2年前大阪を訪れた際、
中央卸売市場を見学し、うどんの「今井」や「すし萬」、上野修三さんの浪速割烹、
若いシェフのいるフレンチなどを訪れ、
そのときの様子は「あまから手帖06年11月号」に
「9つ星シェフ アラン・デュカス氏 大阪テロワールに遊ぶ」として、
掲載されています。

で、このとき、デュカスに密着取材し、原稿を書いたのが、
元ミーツ編集長の江弘毅さんです

デュカスは江さんの大阪の食に対する深い知識や愛情、
大阪人がどんなレストランや料理やサービスを好むのか、
これからも江さんのアドバイスをもらいながら、
店を展開していきたいと来日の挨拶でも
語っておられました。

いま流行りのよくあるような、
お洒落な店を人気空間デザイナーにまかして、
ささっとトレンドに沿って作って、
雑誌に載れば、まずはオッケーみたいな、
外食産業やプロのコンサルタントに頼るのではなく、
大阪の生活者の立場に立って、
語れる江さんという人をアドバイザーに選んだ
デュカスの勘とセンスの良さ、
これは凄いわ~。

いやあ、また字数多すぎてまいりましたやん。
というわけで、

この日、「ヴレ・ド・ヴレ シェ・ヒロ」で
大阪テロワールにこだわって作られた料理のご紹介です~。


①アミューズは瀬戸内海イカナゴのペースト入りプチクロワッサン。
②同じくアミューズで和歌山鮎のコンフィと京都・田鶴さんのきゅうり



クロワッサンもそうですが、パンはブーランジェ高木さん作


③前菜は瀬戸内海・ハリイカの墨煮と、ハリイカのマリネと、
京都・田中のとうがらし、和歌山・仲谷トマトの軽いムース。
ハリイカ下にたっぷり隠れておりました。



④スープ・ド ポワソンのジュレ、泉州水ナスのピュレとクリュ
和歌山・活コチのマリネ、淡路島由良のウニ、貝塚早生のクリーム
由良のウニ、ひええええーっうますぎました。



⑤メインはジャレ・ド・ポール(豚すね肉)のロティ、豚足のチュイル、
豚のソーシス、大阪・東住吉の菊菜添え。
トンちゃん好きのわたくしにはたまらん味にて、ソーセージあと2本食べたかった~。
豚足の皮をカリっと焼いたのも、うまーっ。



⑥デザートはイチゴノパシュランとフロマージュブランのソルベ




いやあ、久しぶりに美味しいフレンチいただきましたわ。

それにしても、わたしの座ったテーブル、
関西大御所な濃すぎる、ライターさん、ディレクターさん、
編集長さん目白押しで、
いやあ、もう、おもろすぎました。



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この記事へのコメント
松澤さまへ

関西の地元の素材を生かしたフレンチは
さぞかし美味しかったと思います。
ブリーゼタワーができる10月が楽しみです。

そうそう、Meetsの元編集長の洪さんは
私と同じ岸和田出身で小学校も同じなん
ですよ!!いつもながら彼のバイタリティ
はすごいですね。年を重ねても、だんじり魂
爆裂?!
Posted by おケイ at 2008年06月11日 02:11
☆おケイさまっ

コメントありがとうございますっ。
大阪テロワールにのっとった、
今回のお料理、
ほんとに滋味溢れる味わいでした。


おケイさんも岸和田ご出身なんですよね~。
岸和田にもほんとに素晴らしい素材が山盛り~。
そういえば、
トークショーではじめて
お目にかかったとき、
岸和田ご出身と聞いただけで
いっぺんに親近感が!
ぜったい「ノリが合う」と直感いたしました~。

江さん(こ、洪さんではありませんです汗)
ははじめてお目にかかったとき
(たぶん10数年前?)
初対面にかかわらず、
だんじりのお話2時間されました~(ひーっ)。
でも江さんは
わたしが知る関西の男たちの中で、
ダントツにオトコマエ(いろんな意味を含めて)な人なんです。
もうひとりは京都の漬物屋主人であり、
酒場ライターのバッキー・井上さんです。
Posted by マダム松澤 at 2008年06月11日 17:59
松澤さま、

ありがとうございます!
わたくし、今までなんとなく感じ悪いと言いましょうか、やり手じーさんなイメージを持っておりました。 素敵なお方なのですね。 
このPart I & IIのReportを拝見し、10月が待ち遠しくてなりません。 
ヴレ ド ヴレさんも、大阪テロワールをかみ締めるべく再訪したいと思いました。 
バカ舌の一介のOLですが、マダムのおかげで小さい世界が拡がって行くような気がします。 
心身共に疲労困憊気味の私のカンフル剤的セレブ美道。 これからもよろしくお願いしまーす!!
Posted by テレサ at 2008年06月12日 22:47
☆テレサさまっ

いやあ、「やり手じーさん」って
もう、テレサさん、面白すぎますっ。

でも、そういう印象を持たれる人も
多いかもしれませんよね~。

わたしも最初はかなりの
実業家なのかなーと
思ったりしたこともありましたが、
料理への愛情のみならず、
フランス料理を担う次世代の
育成にも、
ものすごく情熱を傾けておられるようで、
実際お会いすると、
ピュアで温かなお人柄なのが、
いっぺんにわかります~。
でも、相当頭のいい方だと思います。

わたしも、このところ心身共に疲れきっておりましたが、この前のイベントで、
かなり元気でました~。
ヴレドヴレも、ほんまに美味しかったですよ~。
おそらく
テラサさんの世界の方が、
わたしより、大きいはずですわ~。
またレアな情報、お教えくださいませ。
Posted by マダム松澤 at 2008年06月13日 00:48